top of page

のどがゴロゴロし頻繁に吸引をしていて、見ていてつらく何とか楽にしてあげたい方へ

5127758_l2.jpg

私だけの悩み?
・ゼーゼーして息苦しそうで見ているのがつらい
・唾液が多く吸引してもすぐにゴロゴロする、いつまで吸引していいのか分からない。
・なるべく吸引はしないように言われるが苦しそうなので吸引してしまう。
・呼吸が苦しそうで、背中をさすってもおさまらない
・2度と誤嚥性肺炎で入院させたくない
・唾液でむせているのを何とかできないか
・誤嚥させたらいけないと思い、何度も見に行くのでぐっすり寝られない。ぐっすり寝たい。

私だけではないはず
・看護師に「誤嚥性肺炎は繰り返すので、気を付けてください」と言われたが、入院中に誤嚥性肺炎になった。自宅で何をどう気を付けたらいいのか不安で仕方がない。
・看護師に吸引の仕方を教えてもらったが、看護師によって上手、下手が分かり自宅でできるか心配。
・「とにかく唾液を誤嚥しない様に」と医師に言われたが、具体的にどうしたらいいのか言ってくれない。
・唾液が多いときは吸引をいつまでやったらいいのか分からない
・入院中に教えてもらったベッドの角度を上げても、唾液が多くなると苦しそうで、吸引しても減らない。
・のどがゴロゴロしたら吸引するように指導されたが、いつごろごろするかわからない。
・ゴロゴロしても本人が言えないので、夜中に喉がゴロゴロ鳴ってないか見に行く回数が増えると寝られない

病院でなぜ吸引をするのでしょうか
病院で吸引を行う理由は、主に患者さんの気道を確保し、呼吸を楽にするためです。
具体的には、以下のような目的があります

分泌物の除去:痰や唾液、鼻汁などを自力で十分に排出できない場合、吸引器を使ってこれらの分泌物を取り除きます。これにより、気道が確保され、呼吸がしやすくなります。
感染症の予防:分泌物が気道に溜まると、肺炎などの感染症のリスクが高まります。吸引を行うことで、これらのリスクを減らすことができます。
合併症の予防:無気肺や窒息などの合併症を防ぐためにも、吸引は重要です。
吸引は患者さんにとって身体的、精神的な負担がかかることもありますが、適切に行うことで大きな効果が期待できます。

 

本当に吸引は必要でしょうか
吸引が本当に必要かどうかは、患者さんの状態や症状によります。吸引は侵襲性の高い手技であり、低酸素血症や気道粘膜の損傷などのリスクが伴います。そのため、必要性を慎重にアセスメントすることが重要です。
吸引が必要となる主な条件は以下の通りです。
• 努力呼吸が強い
• 気管チューブに分泌物が確認できる
• 胸部聴診で分泌物の貯留を疑う音が聞こえる
• 湿性咳嗽がある
• 誤嚥した場合
• 低酸素血症が認められる
患者さんが自力で痰を排出できる場合は、吸引を避けることが望ましいです。しかし、長時間吸引しないことで分泌物が気道を閉塞し、呼吸困難や低酸素状態を引き起こすリスクもあります。

退院に向けての指導
退院後は、自分が吸引をしないといけない責任感で何度も何度も看護師に吸引器の使い方を教えていただく。
吸引の目安は、

・喉がゴロゴロしたら吸引する。
・朝起きたら、食事の前にする。就寝前にする。
・退院時に指導されたベッドのギャッチを10~20度あげて寝る。

・痰が上がってくるように咳を促す。

・体位ドレナージをしてから、仰向けで吸引する。

実際のところ
・入院中に教えてもらったベッドの角度に上げても、唾液が多くなると苦しそうで、吸引しても減らない。

・咳払いするのが難しい。

・吸引してもすぐにのどがゴロゴロ鳴る。

むせずに静かな寝息で、
穏やかな寝顔を見たいあなた

【自宅や施設での吸引目的】

病院では色々な目的で吸引をします。
病状が落ち着いた自宅や施設での吸引の目的は、唾液や痰の吸引です。
吸引をする目安は、喉がゴロゴロする時です。
では、喉がゴロゴロする時の喉はどのような状況か見ると

肺の入口周辺に唾液が溜まったり、肺の入口を覆うと呼吸が困難になったりします。
この様な時に吸引をします。

ところが
ご家族と介護職ができる吸引の範囲は、口腔、鼻腔、カニューレ内部です。
ご家族や介護職が取れる唾液は、口腔内の唾液です。
苦しそうなご家族の顔を見ながら、胸を痛めながら吸引しているのは
肺の入口の唾液を取っているわけではありません。
吸引しても唾液が出る限り、肺の入口に溜まり続けます。
吸引してもすぐにのどがゴロゴロなるのは、このためです。

【むせない誤嚥の始まり】
気が付くと、むせがおさまるときが来ます。
吸引をしなくてもいいのかなという時期が来ます。
むせが治まるというのは、実はむせない誤嚥の始まりになっているかもしれません。
これは、唾液によって感覚が⿇痺して、むせが起こらなくなっています。そして唾液誤嚥をしています。
医療分野では「誤嚥性肺炎の⼤半は、夜間のむせない誤嚥(不顕性誤嚥)」と⾔われています。
まさにこの状況を表しています。
 
唾液が多い時や嚥下障害があるときは、肺の入り口から唾液を遠ざけておくとむせない誤嚥を防ぐことができます。
 

吸引をしなくても、
肺に唾液や痰を入れなければ、誤嚥は起こらない。呼吸も楽になれる。

吸引をしなくても、肺の入口に溜まっている唾液や痰をどかすことができます。
知りたくないですか。


実は、姿勢を変えるだけで肺の入口に溜まっていた唾液や痰は、重力によって移動します
その結果
・空気が通りやすくなるので呼吸が楽になります。ゼーゼーした呼吸音がなくなります。
・喉がゴロゴロしていた音がなくなります。

むせて呼吸がしにくい姿勢

唾液が肺の入口を覆っている

むせないで呼吸がしやすい姿勢

きれいな肺の入口

このように呼吸がしやすい姿勢(回復体位)を夜間の唾液誤嚥対策に利用すると安心して過ごせます。

肺に唾液や痰を入れなければ、誤嚥性肺炎予防ができることが分かったと思います。

では、ご自分のご家族に対してできるかどうか考えてみてください。

頭ではなんとなくわかっても、いざ目の前のご家族にどうしたらいいか分かりますか。

・腕はどのようにしたらいいの?

・足はここで合っているのだろうか

・枕はどうしたらいいのか

・頭の位置はこれでいいのか

・唾液が口から出てくるのか

・30度側臥位でいいのだろうか。

・拘縮があるから上手く側臥位が取れそうにない

・経管栄養のチューブが左の鼻から入っているが、左を下にしてチューブは潰れないのか。右が下の方が良いのか

・他に唾液誤嚥予防に気を付けることはないのか

・日中車いすで過ごしている時の唾液誤嚥予防方法はあるのでしょうか

・何時間も唾液誤嚥予防姿勢をしておかないといけないのでしょうか

・側臥位の時間が多いと褥瘡にならないか気になります

・大腿部骨折をしているのですが、できるのでしょうか

​など

人それぞれ状況が異なるので、理屈は分かってもトライ&エラーをしている状態では

できるのか不安になりませんか。

そんな不安を解消いたします。

ご家族のベッドサイドでご家族の状況に応じて唾液誤嚥予防できるアドバイスをいたします。

Zoomでスマホ画面を見ながら、手、足、肩、頭などの位置をどのようにするのか

60~90分かけてアドバイスいたします。

 

【参加者の声】

患者も家族もそれぞれ病状も状況も環境も違う中、画像を共有しながら個別にご相談し、状況を知っていただいた上で、具体的なアドバイスをいただける機会を持つことができるというのは、本当に素晴らしいことだと思います。

その前に、唾液誤嚥予防の理論をしっかり学んでください。

約40分の動画とテキストで、唾液誤嚥予防の基本的知識を学んでから個別ベッドサイドZoomセミナーを受けてください。

39分29秒の動画で唾液誤嚥予防の考えを「完全側臥位法の理論」に基づいてイラストや写真、嚥下内視鏡動画で医療知識がなくてもわかりやすく解説しています。

ベッドサイドZoomサポート当日までに繰り返し見ていただくとより深く理解できます。当日わからないことは質問してください。

​テキストは、スライドをPDFにしたものをダウンロードできます。

サポート事例1

1日ベッド上で過ごされています。30度の三角クッションを入れて、体位交換されています。

この日はたまたま細長いクッションで肩、背中、腰、下肢の下をサポートしていました。

これは褥瘡予防の姿勢で唾液誤嚥予防では最悪の唾液誤嚥促進姿勢です。

なぜ30度側臥位が、最悪の唾液誤嚥促進姿勢なのかをZoomでスライドをスマホ画面を通して解説します。唾液や痰を肺の入口から遠ざける安全な姿勢を説明します。

​安全な姿勢をチェックしアドバイスいたします。

三浦22_edited.jpg

ご家族が作られた完全側臥位姿勢をチェックしアドバイスいたします。

サポート事例2

現在施設入所されています。
施設職員が作られた側臥位で、褥瘡予防の30度仰臥位です。

①    初めに姿勢チェック
・口が開いていると、唾液をゴックンできない
・口が開いていると、口の中が乾燥しよくない
・30度仰臥位は、褥瘡予防には適しているが唾液誤嚥促進姿勢です。
・首が後屈ているので、唾液誤嚥しやすい
以上のことから、唾液誤嚥しやすい状況です。免疫力や体力によっては誤嚥性肺炎になる恐れがあります。

②    姿勢調整のアドバイス

③    回復体位を調整

④    唾液誤嚥予防の理論を随時スライドで説明

⑤    バランボールでリラックス

ご家族の表情がすべて

ベッドサイドZoomサポート前は

苦しい表情

ベッドサイドZoomサポート後は

穏やかな表情

家族だけで、お父様やお母様を守ることは難しいです。
介護サービスを受けるときに、しっかりと説明できお願いするためには、知識と誰がやってもほぼ同じ姿勢が作れるようにすることが必要です。
・約40分の動画学習とテキスト
・90分のベッドサイドZoomサポート(動画配信)

であなたのご家族をサポートいたします。

【個別ベッドサイドZoomサポート】
で正しい唾液誤嚥予防をしませんか

間違った姿勢をとると、唾液誤嚥促進姿勢になります。
訪問して姿勢調整ポイントを直接説明するのが理想です。
しかし、費用的に時間的にとても難しいのが現実です。
そこで、オンラインを利用してアドバイスする方法を行っています。

 

【個別ベッドサイドZoomサポート受講の流れ】

  1. 都合のつく日時を指定し申し込みと支払いを完了

  2. 日時を決める(個別)

  3. 唾液誤嚥予防用のテキストをダウンロードする

  4. 唾液誤嚥予防を動画学習(約40分)する

  5. ご家族のスマホにZoomアプリを入れる

  6. 当日

  7. ベッドサイドで姿勢を撮影していただき

  8. その画像を見ながら、スライドで解説

  9. スマホ画像を見ながら姿勢調整をする

  10. 正しい誤嚥予防姿勢をスライドを使ってお伝えします

  11. 注意すべきポイントをお伝えします

  12. 全体を通しての質問が尽きるまでお答えします

  13. これらを録画しています

  14. 1週間の録画配信をしますので、復習できます

以上が、個別ベッドサイドZoomサポートになります。

だいたい60分から90分になります。

 

【内容】

唾液誤嚥予防用のテキスト(ダウンロード)

・唾液誤嚥予防の動画学習(約40分)

個別ベッドサイドZoomサポート
費用は、8800円です。

まずは、お問合せ下さい。
メール:maeda.easyswallow@gmail.com
携 帯:090-3628-0417  出れない場合もあります。都合のいい時間にかけ直していただくこともあります。ご了承ください。

 

完全側臥位法アドバイザーの前田悟です

2016年からホームページ(https://www.easyswallow.jp/)を開設し、完全側臥位法の情報発信をしてきました。

2020年に本ホームページを開設し医療従事者による医療従事者のためのホームページを作てきました。(https://www.safe-swallow.com/support

これまで、沢山のご家族や施設の方から相談を受けて、私も悩み続けてきました。

医療分野に定着するまでには、まだまだ時間がかかります。あと5年なのか10年なのか分かりません。ご家族は、それまで待てるはずがありません。確実に、唾液誤嚥予防をし、食べられる可能性のある方に情報を届けたいです。

完全側臥位法は唾液誤嚥予防しながら、むせずに口から食べると言えます。
食事以外の時の唾液誤嚥予防がとても大事です。

  • 病院では、看護しやすい仰臥位で過ごし、喉がゴロゴロすると吸引をする。

  • 介護施設や在宅では、褥瘡予防の30度側臥位で過ごすことが多いです。

そのため、唾液誤嚥予防姿勢はほとんどされていないのが現状です。

嚥下障害があると、仰臥位や30度側臥位は唾液誤嚥促進姿勢になってしまします。

そこで、オンラインで直接ベッドサイドでZoomサポートサービスを始めました。(2024年9月)
完全側臥位法の理論に基づいた
・唾液誤嚥予防姿勢の調整
・完全側臥位での食事支援の方法 をお伝えします。

誤嚥性肺炎を克服したご家族の話

退院時に、病院でしていた方法を看護師に教わりました。ベッドのギャッチを10~20度ぐらいに上げて寝ていました。喉がゴロゴロ鳴ると吸引をするようにと教えてもらいました。
何度も父の様子を見に行き、ゴロゴロしたら吸引するようにしていましたが、心配で落ち着きませんでした。
ゴロゴロしているのに取りきれない時には咳をしてもらって、たんが上がってきたら取るように教えていただいたので、父に咳を促して取るようにしていましたが、咳をするということも父には難しいようでした。

 

 

 

 

 

 

 


吸引そのものが父を疲れさせているように感じて、する私もとてもつらくて…謝りながらしていました。 
その時に教えていただいたのが「回復体位」でした。
さっそく回復体位にしてみると、痰が自然と口の外に流れ出てきて、ゴロゴロしないので、とても呼吸がしやすそうで首や肩の緊張もなくリラックスしています。
吸引もずいぶんと楽になりました。
つらい鼻からの吸引はしなくてよくなりました。
父の苦しみを減らすことができて、私もずいぶん救われています。
吸引に対する不安がなくなり安心して在宅でみることができることは、本当にありがたいことです。

吸引.jpg
bottom of page