のどがゴロゴロし頻繁に吸引をしていて、誤嚥性肺炎で入院させたくない方へ
私だけの悩み?
・ゼーゼーして息苦しそうで見ているのがつらい
・唾液が多く吸引してもすぐにゴロゴロする、いつまで吸引していいのか分からない。
・なるべく吸引はしないように言われるが苦しそうなので吸引してしまう。
・呼吸が苦しそうで、背中をさすってもおさまらない
・2度と誤嚥性肺炎で入院させたくない
・唾液でむせているのを何とかできないか
・誤嚥させたらいけないと思い、何度も見に行くのでぐっすり寝られない。ぐっすり寝たい。
私だけではないはず
・看護師に「誤嚥性肺炎は繰り返すので、気を付けてください」と言われたが、入院中に誤嚥性肺炎になった。自宅で何をどう気を付けたらいいのか不安で仕方がない。
・看護師に吸引の仕方を教えてもらったが、看護師によって上手、下手が分かり自宅でできるか心配。
・「とにかく唾液を誤嚥しない様に」と医師に言われたが、具体的にどうしたらいいのか言ってくれない。
・唾液が多いときは吸引をいつまでやったらいいのか分からない
・入院中に教えてもらったベッドの角度を上げても、唾液が多くなると苦しそうで、吸引しても減らない。
・のどがゴロゴロしたら吸引するように指導されたが、いつごろごろするかわからない。
・ゴロゴロしても本人が言えないので、夜中に喉がゴロゴロ鳴ってないか見に行く回数が増えると寝られない
退院に向けての指導
退院後は、自分が吸引をしないといけない責任感で何度も何度も看護師に吸引器の使い方を教えていただいた。
・吸引の目安は、喉がゴロゴロしたら吸引する。
・朝起きたら、食事の前にする。就寝前にする。
・退院時に指導されたベッドのギャッチを10~20度あげて寝る。
・痰が上がってくるように咳を促す。
・体位ドレナージをしてから、仰向けで吸引する。
実際のところ
・入院中に教えてもらったベッドの角度に上げても、唾液が多くなると苦しそうで、吸引しても減らない。
・咳払いするのが難しい。
・吸引してもすぐにのどがゴロゴロ鳴る。
むせずに静かな寝息で、
穏やかな寝顔を見たいあなた
【吸引は医療行為】
吸引は、医師と看護師しかできない医療行為です。
例外的に、
・家族は看護師に習うとご家族に対して吸引できます。
・介護職は、喀痰吸引等研修を受ければ吸引できます。
しかし、家族と介護職が吸引できる範囲は限定的です。
【家族や介護職ができる吸引の事実】
ご家族と介護職ができる吸引の範囲は、口腔、鼻腔、カニューレ内部です。
ご家族や介護職が取れる唾液は、口腔内の唾液です。
苦しそうなご家族の顔を見ながら、胸を痛めながら吸引しているのは
肺の入口の唾液を取っているわけではありません。
吸引しても唾液が出る限り、肺の入口に溜まり続けます。
吸引してもすぐにのどがゴロゴロなるのは、このためです。
【むせない誤嚥の始まり】
気が付くと、むせがおさまるときが来ます。
吸引をしなくてもいいのかなという時期が来ます。
むせが治まるというのは、実はむせない誤嚥の始まりになっているかもしれません。
これは、唾液によって感覚が⿇痺して、むせが起こらなくなっています。そして唾液誤嚥をしています。
医療分野では「誤嚥性肺炎の⼤半は、夜間のむせない誤嚥(不顕性誤嚥)」と⾔われています。
まさにこの状況を表しています。
唾液が多い時や嚥下障害があるときは、肺の入り口から唾液を遠ざけておくとむせない誤嚥を防ぐことができます。
唾液誤嚥予防を⽬的に吸引しているのなら、現状のやり⽅は効果がなくむしろ誤嚥性肺炎を促進しているかもしれません。
家族や介護職の吸引では、肺の⼊⼝の唾液などを取り除くことはできません
この事実を知ってください。
このように呼吸がしやすい回復体位を夜間の唾液誤嚥対策に利用すると安心して過ごせます。
むせる仕組みが分かれば、夜間のむせない誤嚥を防ぐことができる。
むせが生じる仕組み(仰臥位)
普段食道は閉じているので、唾液は食道に入りません
口からでた唾液は、ダラダラと喉に流れ込む。
喉に入った唾液は、重力によって
肺の入口に向かう。
嚥下反射が起これば、飲み込めるが
嚥下反射が起こらなければ
肺の入口付近に3~5㏄溜まる
溜まる量を超えると肺の入口に向かう。
肺に入れないように防御反応として、むせが起こる。
むせは、肺の中の空気を一気に吐き出し肺の入り口に溜まっている唾液を吹き飛ばします。
唾液誤嚥の様子
真横になる(完全側臥位)では、むせが起こりにくい
仰向けで寝ると唾液や痰は肺の入口に溜まる
側臥位になると唾液や痰は肺の入口から遠ざかる
肺の入口から唾液や痰を遠ざけると
・喉のゴロゴロがなくなる
・呼吸が楽になる
・吸引が減る
誤嚥性肺炎を克服したご家族の話
退院時に、病院でしていた方法を看護師に教わりました。ベッドのギャッチを10~20度ぐらいに上げて寝ていました。喉がゴロゴロ鳴ると吸引をするようにと教えてもらいました。
何度も父の様子を見に行き、ゴロゴロしたら吸引するようにしていましたが、心配で落ち着きませんでした。
ゴロゴロしているのに取りきれない時には咳をしてもらって、たんが上がってきたら取るように教えていただいたので、父に咳を促して取るようにしていましたが、咳をするということも父には難しいようでした。
吸引そのものが父を疲れさせているように感じて、する私もとてもつらくて…謝りながらしていました。
その時に教えていただいたのが「回復体位」でした。
さっそく回復体位にしてみると、痰が自然と口の外に流れ出てきて、ゴロゴロしないので、とても呼吸がしやすそうで首や肩の緊張もなくリラックスしています。
吸引もずいぶんと楽になりました。
つらい鼻からの吸引はしなくてよくなりました。
父の苦しみを減らすことができて、私もずいぶん救われています。
吸引に対する不安がなくなり安心して在宅でみることができることは、本当にありがたいことです。
唾液によって呼吸がしにくいときは、救命救急での回復体位が有効
回復体位は、緊急時における重要な応急処置の一つです。意識があるが、嘔吐のリスクがある人を安全に保つために用いられます。この体位は、気道を開放し維持することで、呼吸を容易にし、唾液や嘔吐物が気道を塞ぐのを防ぎます。
回復体位で過ごせば、唾液誤嚥の心配がなくなる、不要な吸引が減ります。
もう2度と誤嚥性肺炎で入院させたくないなら回復体位の時間を増やすことです。
回復体位クッション開発秘話
「回復体位クッション」で
・静かな寝息で、穏やかな寝顔が見れる
・手と足を乗せるだけで唾液誤嚥予防ができる
回復体位を広く知ってもらい誤嚥性肺炎を減らすために
福村直毅医師と福村弘子看護師は、誤嚥を防ぐための「完全側臥位法」を普及させる活動を行っています。
この方法は、特に嚥下障害を持つ人々が食事中に誤って食べ物や液体を気管に入れてしまうことを防ぐために有効です。
福村夫妻は、完全側臥位用食事枕(ふたこぶラックン)を開発し、完全側臥位姿勢を保つクッション(ピタットくん)の開発にも携わりました。
回復体位クッションの開発
協力者に、福村直毅医師、福村弘子看護師、ご家族、姫路のグループホーム、都内の病院がなっていただけました。
回復体位クッションは、誰でも簡単に正しい姿勢を取ることができるように設計されており、介護の質の向上に貢献することが期待されています。
グループホームから
男性と小柄な女性に使っていただきました。
男性にはぴったりだったのですが、小柄な女性にはビーズを抜きたいと言われました。
それはできないと何度か言いうと自分たちで開けてビーズを抜きたいと言われました。
対応をどうしようかと悩んでいた時のことです。
事件が起きた
病院でエアーマットレスの圧を変更しないで側臥位になったために肩に褥瘡ができた事例がありました。
※理由は、側臥位になると仰臥位より、マットに接する面積が小さくなるため圧力が高くなります。
そのため、エアーの圧を高くして底づきをしていないか確認してください。特に下になった肩、腰、腕、くるぶしに圧がかかり痛みを感じたり、場合によっては褥瘡の危険性が高くなるので注意が必要です。
この病院の事例から、エアーマットレスの場合は沈み込むことから腕や足を乗せる高さが高くなることが予測される。
小柄な女性もエアーマットレスを使用していたことがわかり、高さを低くしたかったのだと分かった。
その対策として、ビーズを抜いて調整できるように改善しました。
「回復体位で楽な呼吸と唾液誤嚥を防ぐための注意点」
回復体位の姿勢は、マットレスに接する部分が狭く、不安定なため、適切なポジショニングが必要です。
例えば、
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上側の腕は曲がりやすく、クッションを使用して適切な位置に保持してください。
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これにより、腕の重みが肋骨や呼吸に影響を与えないようにすることができます。
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肩の位置が不良であると、肩に腕の重みがかかりがかかり、痛みを生じる場合があります。
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また、上側の肩や腕は、上側が麻痺側であるとすると背中側に倒れることが多いです。
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このため、上側の肩は屈曲し、クッションを体の前に置いてあげることが推奨されます。
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下肢のポジショニングでは、左右の大腿・膝・下腿・足部にクッションを挟み、クッションの厚みは股関節中間位になることを心がけます。大腿だけにクッションを入れるのでなく足部までクッションを挟むと良いでしょう。これらのポジショニングの技術は、患者さんの快適性と安全性を確保するために非常に重要です。
回復体位クッションでは、これらの内容を1つのクッションで実現できます。
一般的な市販の抱き枕と比較すると
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その方に応じたカスタムメイドのクッションができます。
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1つのクッションで、腕、足、踵が調整できます。
腕と足の厚みを個別に調整できるクッションはありません。
一般の抱き枕は、回復体位を保つために設計されていません。
誤嚥性肺炎で入院しないために、唾液誤嚥予防を確実にできるクッションは、「回復体位クッション」です。
もう2度と誤嚥性肺炎で入院させたくない方へ
回復体位クッションなら、手と足を乗せるだけで簡単に回復体位が作れます!
回復体位の調整と注意点
開発に協力していただいたご家族の感想
体に楽な回復体位は肩と肘の高さを同じに、骨盤と膝と踵を平行にするとありますが回復体位クッションを使うと簡単にそういう状態にしてあげることができます。
父は少しでも重たいと「重いからどけて」というのですが、軽いので父はとても気に入っている様子です。
軽い素材ですが、しっかりと支えてくれるので回復体位を保つことができて、こちらを使わせていただいてから父はとてもリラックスして過ごすことができるようになりました。
表情もとても柔らかでスヤスヤ寝ている父を見るとこちらもホッとします。
回復体位クッションの特徴
カスタムメイド
体格に応じて、ビーズを抜いたり、かさ上げするために小袋やタオルをファスナーを空けて必要な個所に足すことができます。
腕と足それぞれを乗せるクッションのビーズを抜いて厚みを調整できます。
唾液誤嚥を予防し誤嚥性肺炎で入院させない「回復体位クッション」6つの特徴
・手と足を乗せるだけで、唾液による誤嚥性肺炎予防と吸引を減らせる
・ビーズを抜いて厚みを調整できる。
・男性、女性関係なく使用できる
・エアーマットレスや低反発でも使用できる
・洗濯、消毒可能(塩素系は色落ちする場合があります。)
・1つのクッションで姿勢調整できる
仕様
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サイズ
クッションサイズ:480×1240×130mm~
高さ調整小袋サイズ:300×200×100mm
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素材
カバー:ポリエステル100%
中材生地:ポリエステル100%
ビーズクッション:ポリスチレン・ポリエチレン重合体
注意事項
・針やカッターナイフなど、刃物や鋭利なものを本体に使用しないでください。
・本品は可燃性です。タバコなど、火気の近くでの使用には十分ご注意ください。
お手入れ方法
・唾液、嘔吐、頭髪、薬剤などが生地に付着し、不衛生になった場合、洗濯ができます。
・洗濯はぬるま湯で、手洗い後、脱水して下さい。
・乾燥機を避けて(耐熱75度)日陰干しして下さい。
・カバーは洗濯ネットに入れ洗濯機で洗濯してください。
・酸素系消毒可能。塩素系は色落ちすることがあります。
・中材クッションは、大きめの洗濯ネットに入れ手洗いしてください。
脱水後日陰干ししてください。天日干しや乾燥機はしないでください。(ビーズの耐熱75度)
付属品
安楽に回復体位で過ごしていただくためのサポート
動画でサポート
施設入所をされているご家族様に回復体位クッションを使用するときの説明として、YouTube動画をお使いください。
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誤嚥性肺炎の原因はあなたの吸引かもしれません! 家族と介護職ができる吸引では唾液誤嚥のリスクを取り除くことはできません。
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使用説明動画
回復体位クッションのご注文はこちらから
送料無料 申し込み後2~4日でお届けします。(土日祝は、含まず)
唾液誤嚥予防セット
回復体位クッションとピタットくん90ワイドのご注文はこちらから
送料無料 申し込み後2~4日でお届けします。(土日祝は、含まず)
1分でわかる唾液誤嚥予防
お客様の声
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思っていたより、感触が良くて気に入っています。 東京 S.O
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通院している病院で、顔見知りになった方と、励ましあいながら話しをしていました。同じ主治医の先生から教えてもらった唾液誤嚥予防の姿勢をどうされているか聞いたところ、この回復体位クッションいいよと教えてもらい購入しました。 東京 U.K
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訪問歯科医の先生が口腔ケアをする時に、回復体位クッションを使っていてとても感触が良くてその場から先生に電話をかけていただき注文させていただきました。 群馬 K.H
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ビーズを抜くときに、飛び散ったらどうしようと心配でした。フローリングの上で一緒に入っていたパイプとネットを使って簡単に抜けました。ネットをもう1つ用意しておいた方が良いかと思いました。 神奈川 A.S
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おむつをしていますが、どうしてもおしっこの臭いが移るのでカバーがあるか問い合わせをして購入しました。 大分 k.A
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ビーズを抜いてびっくり、小豆ぐらいの大きさの白色とちりめんじゃこぐらいの薄くカットしたようなものがあり ました。ビーズは思っていたより大きいです。 大阪 M,T
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早く送ってくださり助かりました。本当にゴロゴロがなくなりびっくりしています。 福岡 A.T
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施設に送っていただきありがとうございました。施設職員と一緒にZoomセミナーを受けさせていただき使い方だけでなく誤嚥予防と完全側臥位での食事を教えていただきありがとうございました。食事はすぐにはできないけど唾液誤嚥は皆さんにしていただけるようになりました。 兵庫 E.I